今や子どもたちに大人気の絵本『パンどろぼう』シリーズ。その愛らしくもユーモラスなキャラクターたちを生み出したのが、絵本作家・柴田ケイコさんです。今回は、そんな柴田さんのプロフィールや代表作、創作のルーツなどを詳しくご紹介します。

『情熱大陸』に出演!
2025年6月28日放送のTBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に、柴田ケイコさんが出演します。
高知の自然に囲まれた暮らしの中で、どのように創作活動を行っているのか、その素顔に迫る内容になっているそうです。絵本作家としての信念や家族との日常、アトリエでの様子など、ファン必見の内容となっています!
柴田ケイコさんのプロフィール
- 本名:橋本啓子(旧姓「柴田」で活動中)
- 生年月日:1973年7月9日(52歳 ※2025年現在)
- 出身地:高知県高知市
- 在住地:現在も高知県に在住
- 職業:絵本作家・イラストレーター
大学卒業後にグラフィックデザイナーとして10年の社会人経験を積んだ後、2002年にフリーのイラストレーターとして独立。2016年には『めがねこ』で絵本作家デビューを果たしました。
絵本作家としての歩み
柴田さんは高校時代からグラフィックデザイナーを志しており、奈良芸術短期大学でビジュアルデザインを学びました。その後、デザイン会社での勤務を経て、自由な表現を求めて独立。最初は雑誌の挿絵などを手がけていましたが、次第に絵本の世界へ。
主な受賞歴
- 2003年:「JEANSFACTORY CONTEMPORARY ART AWARD」優秀賞
- 2009年:第10回ノート展準大賞
- 2017年:『おいしそうなしろくま』で第8回リブロ絵本大賞・けんぶち絵本の館アルパカ賞
- 2018年:『あま〜いしろくま』でけんぶち絵本の館びばからす賞
- 2020年:『パンどろぼう』で第11回リブロ絵本大賞・第1回TSUTAYAえほん大賞受賞
代表作紹介
『パンどろぼう』シリーズ(KADOKAWA)
令和の絵本界を席巻しているベストセラーシリーズで、シリーズ累計350万部を突破!大人もクスッと笑えるストーリーと、どこか憎めないパンどろぼうのキャラが魅力です。

- パンどろぼう
- パンどろぼうvsにせパンどろぼう
- パンどろぼうとなぞのフランスパン
- パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち
- パンどろぼうとほっかほっカー
- パンどろぼうとりんごかめん
『しろくま』シリーズ(PHP研究所)
こちらも人気のシリーズ。しろくまがスイーツやお弁当と戯れる様子が可愛くて癒されます。

- おいしそうなしろくま
- あま〜いしろくま
- おべんとうしろくま
その他の作品
- 『めがねこ』シリーズ(手紙社)
- 『ドーナツペンタくん』
- 『パンダのおさじ』シリーズ(ポプラ社)
柴田ケイコさんの創作スタイル
子どものころから「人に指示されるのが苦手だった」という柴田さんは、自分らしさを大切にする創作を行っています。どこか懐かしさを感じる手描き風のタッチ、温かみのある色づかい、そしてクスッと笑えるストーリー展開が特徴。
自然豊かな高知の土地で育ち、現在も地元にアトリエを構えて活動されています。子育ての傍らで生まれる作品たちには、柴田さんの「家族との時間」や「日常のユーモア」がぎゅっと詰まっています。
家族との暮らしと教育観
柴田さんは2児の母でもあり、現在はどちらも高校生。子どもには「たくさん失敗して、学ぶ経験をしてほしい」と語っており、自然に囲まれた暮らしの中でのびのびとした子育てを実践してきました。
絵本以外の活動
- 雑誌『anan』占いページの挿絵
- 『天然生活』の挿絵
- 個展や企画展での雑貨制作
- 書籍・広告・雑貨など幅広いジャンルでイラストを提供
まとめ
柴田ケイコさんは、「パンどろぼう」や「しろくま」シリーズを通じて、子どもから大人まで笑顔にする絵本作家です。自然豊かな高知の暮らしの中で、家族を大切にしながら、温かくユーモラスな物語を紡ぎ続けています。
これからもどんなキャラクターが誕生するのか、とても楽しみですね!
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