林間学校で何が起きたのか?
2025年8月上旬、日光にある品川区の保養施設にて林間学校に参加した児童が、夜にたくさんの虫(トコジラミ)が部屋の床や壁にいるのを発見。
虫だらけの部屋に児童を就寝させた背景
引率の教員に伝えたところ、他の部屋が空いていないことを理由に、その部屋での就寝を指示されたとのこと。
保護者の証言と子どもの被害状況
【保護者の言葉】
「引率の先生10人のうち、校長を含む5人が目視で確認し、校長先生が子どもたちに『他の部屋が空いてないから、部屋の中の虫がいない方に避けて明かりをつけて寝なさい』と言ったそうです。ところが後から見回りに来た先生が『なんで電気つけて寝てるんだ』と怒り、電気を消されてしまったと。その先生は部屋の入り口で、子どもたちが寝るのを見張っているような状況で、子どもたちは結局、虫が気になり朝まで寝れずに過ごしたそうです」
【被害状況】
今シーズンに問題の宿舎を利用した学校は19校。
児童がかまれたという報告は上がっていません。
しかし、荷物に紛れて自宅で発見したという報告は1件。
学校側の対応と謝罪の内容
保護者が学校に抗議に行き、学校側は全面的に謝罪をしたとのこと。
校長が出した書面での正式な謝罪文、または公の声明文の全文については,8月6日現在確認されていません。
批判と疑問の声が多数
「なぜその部屋に?」という保護者の怒り
保護者の声
「数人の先生が確認しているのに、なぜその部屋に寝かせたのでしょうか。明かりをつけて寝なさいという時点で、トコジラミの可能性を知っていたのでは」
学校・教育委員会への不信感
「なぜその部屋に…」林間学校でトコジラミ被害 教員が“虫だらけの部屋”で児童寝させる 学校は謝罪
— るんたった (@runtatta252) August 6, 2025
虫がいることに気づかなくて眠らせた話かと思ったら気づいてたのにその部屋で眠らせるは、虫対策に電気つけるように校長は言ってたのに無知な教員が消灯させるは二重三重にひどい話だった…
相変わらず学校の教師ってアホばっかりやな
— はな🐶かれん😺🌸8P💩は即🥦 (@hanarengackt) August 6, 2025
問題が起きた時の対処が最低なんよ
虫だらけの部屋で寝られへんやろ
トコジラミ家に持って帰れば駆除に決行な金額かかるで
謝って済む話ちゃうな
「なぜその部屋に…」林間学校でトコジラミ被害 教員が“虫だらけの部屋”https://t.co/nOLYDQzyiC
「空き部屋がなかった」は本当か?
問題の施設は42部屋あり、トコジラミが確認できたのはそのうちの2部屋のみ。
施設担当者は
「42部屋すべてが満室という状況はなく、『他の部屋が空いていなかった』という説明についてはこちらでは確認できていません」
としている。
トコジラミとは?知られざる害虫の実態
見た目や特徴

吸血する
- 人の血を吸うことで生きる。
- 主に夜間に活動し、寝ている人を襲う。
- 吸血時間は約10分。かまれた跡は強いかゆみと腫れを伴う。
見た目はゴマのよう
- 赤茶色で平たい体型、ゴマ粒に似ている。
- 吸血後は赤黒く膨らむ。
暗所・狭い隙間に潜む
- 光を嫌う(夜行性)ため、日中は家具の隙間やマットレスの縫い目などに潜伏。
- 隠れるのが非常に上手く、発見が困難。
繁殖力が高い
- 成虫は1日5個以上の卵を産むことも。
- 繁殖スピードが速く、短期間で爆発的に増殖する恐れあり
どんな被害があるのか?
- 強いかゆみを伴う虫刺されができる
- 刺された部分に赤い発疹や腫れ、水ぶくれができることもある
- 夜中に刺されることで睡眠の質が低下・寝不足になる
- 一度に複数箇所を刺されるケースが多い(2〜3か所並んだような跡)
- 皮膚の症状が数日〜1週間以上続くこともある
- かゆみで掻きむしり、二次感染のリスクが生じる
- 衣類や荷物を介して家庭へ持ち帰るリスクがある
- 被害が続くと、精神的ストレスや不安、恐怖感が生じる
- 家族にも被害が広がり、生活全体に悪影響が出る場合がある
- トコジラミの繁殖によって、被害が拡大しやすい
なぜ最近トコジラミ被害が増えているのか?
- 海外からと旅行客・観光客の増加
- 殺虫剤耐性を持つ「スーパートコジラミ」の出現
- 相談件数や調査報告の増加
などが挙げられます。
殺虫剤が効かないのは、恐ろしいですね、、、
トコジラミの家庭内対策|持ち込まない・繁殖させない
旅行・宿泊施設から持ち帰らないための工夫
チェックイン時に部屋を確認する
- ベッドマットレスの縫い目やベッドフレーム、壁の隙間、カーテンの裏などを目視で確認。
- 小さな茶色い虫や黒い点(フン跡)に注意。
荷物は床に直置きしない
- スーツケースは金属ラックやテーブルの上に置く。
- ベッドやソファの上に置くのはNG。
明かりをつけて様子を見る
- トコジラミは夜行性で光を嫌うため、明るい状態では活動が抑えられることも。
この特徴を校長先生は知っていたのかもしれませんね。
持ち物チェックと洗濯・乾燥のポイント
- 衣服・寝具・ぬいぐるみなどはすぐに洗濯・乾燥機にかける(60℃以上で20分以上が効果的)。
- 荷物の中身を屋外や玄関で確認し、部屋に入れる前に点検。
スーツケースは密閉保管
- 帰宅後すぐに掃除機で吸い取り、ビニール袋などで密封して保管。
- 可能であれば、天日干しや乾燥機を活用。
家庭内での駆除方法と便利なアイテム
定期的な掃除・隙間チェック
- ベッド周辺や家具の裏、壁と床の隙間など、トコジラミが潜みやすい場所をこまめに掃除。
- 掃除機は排気フィルター付きのものを使用し、ゴミはすぐに密閉して処分。
トコジラミ忌避・駆除グッズの活用
- 市販のトコジラミ忌避スプレー・駆除剤を定期的に使用。
- 粘着トラップや専用の虫除けマットなども有効。
今後の学校行事で気をつけたいこと
子どもに教えておきたい虫への対処法
まず大人に知らせる(先生・親)
- 「変な虫がいたよ」「布団の近くに小さい虫がいたよ」など、すぐに大人に報告するよう教えておきましょう。
虫に触らない・つぶさない
- トコジラミは触るとつぶれて血が出ることもあり、不快なだけでなく衛生的にもよくありません。
- 見つけた場所と時間を覚えておくように伝えてください。
(例:「枕の近くで見たよ」「寝る前に見た」など)。
荷物や衣類は触らないようにまとめる
- 虫が服やリュックなどに潜んでいる可能性があるため、荷物はまとめて置いておき、なるべく触らないように。
- 親や先生の指示があるまで荷物を動かさないようにするのがベスト。
可能なら「虫の写真を撮っておく」
- 小学生以上なら、スマホやタブレットで写真を撮っておくと、大人が正確に判断できます。
撮れない場合は無理せず報告を優先しましょう。
まとめ|保護者としてできることと、子どもを守る視点
今回の林間学校でのトコジラミ被害は、実際に噛まれた子どもがいないものの、現場の判断ミスにより安心安全な行事ではなくなりました。対する保護者の不安と怒りは当然のことでしょう。
施設や学校側の備えだけでなく、保護者も基本的な知識や対処法を知っておくことが、被害の拡大を防ぐために必要ですね。
今後の学校行事や旅行に備えて、
- トコジラミの正しい知識を持つこと
- 子どもと一緒に“虫を見つけたらどうするか”を話しておくこと
- 荷物の管理や帰宅後のチェックを習慣化すること
など、家庭でできる予防策を意識しておきましょう。
小さな気づきと行動が、子どもたちを守る大きな力になります。
学校にも正しい判断と透明な対応を求めながら、家庭でもできる対策をしっかり整え、安心して行事を行えるようにしたいですね。
旅行に役立つトコジラミ対策を動画にしました。
— アース製薬🌏 (@EarthOfficialJP) December 1, 2023
引用元もぜひご確認ください。#トコジラミ #サラテクト#ゼロノナイトG https://t.co/uHwIlpe1Sq pic.twitter.com/plAlI1sxoi
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